図書室の彼の溺愛
「あぁ~、返して!」
柊に飛び付く

「やめろ、消すって言うなら、返してあげてもいいよ?」
そういわれるが、消したくないので、奔走するが、身長の高い柊にかなわない

「………むぅ…」
諦めて、柊の前で、唇をとがらせながら柊を見上げる

「あ!」
柊がひらめいたようにスマホを取り出す

やばいとられる!と、思い、隠れようと思ったが、間に合わずにカシャッと、音がする

「はっ、可愛い顔」
そういって画像を見ているすきに柊スマホをとる

「あはっ、これで対等だよ!スマホ返して欲しければ私のスマホを返せ!」

「……分かった、返す」
ハイと、差し出されて、私もスマホを渡そうと前に出す

「……!?」

「…あ、っ」
その拍子に電源を入れてしまい、柊のスマホがひかる

「何これ!いつの間に!?」
柊に問い詰める

「いや……」
そういって奪われるがかまわず詰め寄る
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