図書室の彼の溺愛
「ねぇ!」

「……前に…燿さんが送ってくれたやつ…」
口に手を当ててそういわれる

「!?何それ~聞いてない…!」
どうにかして反抗しようと考える

「楓、ゴメンね、可愛かったから…」
そういわれると、反論できなくなる…

「……うぅ~、これ他の人に見られたら恥ずかしいじゃん!」

「………いや……誰にもみられてない…よ」
しどろもどろで怪しくなり、柊の目をじっと見つめる

「ほんと?柊、わかりやすいよ?」

「うん、ゴメン、茉梨にみられた」

「えぇ!?恥ずかしい…」

「茉梨がこれ送っていって言ってきたから、嫌だっていった」

「えぇ!?なんで欲しかったの!?」
一歩後ろに下がったら、後ろに私の鞄があり、転んでしまう

「あっ……!」
柊が手を引っ張ってくれるが、重力には逆らえず、2人で倒れる

「………っ……」
痛みが来るのに備えて、目をギュッと瞑ったが、一向に痛みは来なくて、片目を開けてみる
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