図書室の彼の溺愛
柊side
「寝た………?」
眠そうに、目が閉じかけていた楓から寝息が聞こえてきて寝たんだなって思った
目元に涙が光っていて、思わず笑ってしまう
「はぁ…すまないがこいつを部屋まで運んどいてやってくれ、俺は風呂入ってくる」
ため息をついた燿さんがその涙を拭ってどこかに向かっていった
寝ぼけ目の楓は心なしか幼く見えて可愛かった
「よっと」
楓を抱き上げ、階段を上る
その軽い体を落とさないよう気をつけてドアを開け、ベッドに寝かせた
楓らしい白黒基調の部屋
「おやすみ、楓」
頭をなでて部屋を出ようとしたら、楓の手が燿先輩から借りている部屋着の裾をつかんだ
「!?」
離そうと思っても起こしてしまいそうで遠慮された
楓の可愛さがいつもよりも増している気がする
「仕方ない…」
しばらく経っても離れる気配はなかった
仕方なく、俺も眠くなってきたからベッドの縁に頭をおいて眠った
「おーい、柊、まさか手を出しているんじゃ……」
なかなか戻ってこない俺を不審に思って見に来たようさんはとても驚いたらしい
と、言うことを翌日燿さんから聞かされた
眠そうに、目が閉じかけていた楓から寝息が聞こえてきて寝たんだなって思った
目元に涙が光っていて、思わず笑ってしまう
「はぁ…すまないがこいつを部屋まで運んどいてやってくれ、俺は風呂入ってくる」
ため息をついた燿さんがその涙を拭ってどこかに向かっていった
寝ぼけ目の楓は心なしか幼く見えて可愛かった
「よっと」
楓を抱き上げ、階段を上る
その軽い体を落とさないよう気をつけてドアを開け、ベッドに寝かせた
楓らしい白黒基調の部屋
「おやすみ、楓」
頭をなでて部屋を出ようとしたら、楓の手が燿先輩から借りている部屋着の裾をつかんだ
「!?」
離そうと思っても起こしてしまいそうで遠慮された
楓の可愛さがいつもよりも増している気がする
「仕方ない…」
しばらく経っても離れる気配はなかった
仕方なく、俺も眠くなってきたからベッドの縁に頭をおいて眠った
「おーい、柊、まさか手を出しているんじゃ……」
なかなか戻ってこない俺を不審に思って見に来たようさんはとても驚いたらしい
と、言うことを翌日燿さんから聞かされた