図書室の彼の溺愛
楓side
~*~*
「………いおーい、楓~!」
!?誰かに呼ばれてる!
「あ、ゴメン、柊、本が面白すぎて」
その声に意識を本から引き剥がす
目の前の後輩の本を受け取り、手続きをする
「やっぱり、瑛大の言うとおりだったな」
同じく笑いながら本を貸し出しを行う柊をむぅ、と見る
「………!?楓ちゃん!?」
知らない声……いや、聞いたことのある声
あ?、と凄みそうになるのを堪えて見上げる
「え!?こいつが」
柊が驚いたように齊牙の顔を見つめた
柊が珍しくちょっと鋭い視線を向けた
「いまから、また話せないかな…?ちゃんと告白したいなって、この間はゴメンね」
悪びれず謝るその態度にため息をつく
柊は、なにか考えるようなそぶりを見せたあと、
「いいよ、言ってきな、俺ひとりで大丈夫だから」
といった
驚いて目を見開き、柊を見ると、うん、と謎に頷いていた
渋々そいつについて行く
早く戻りたい、と、思いながらついて行ってついた先は、…
「で、何でこんなとこに連れてきたのよ」
────体育館倉庫だった
ちょうどいい、また変なことされたら、このバドミントンのラケットで殴れる
まだ、この状況でもそんなことを考えられる余裕がある、と自分にほっとする
「………いおーい、楓~!」
!?誰かに呼ばれてる!
「あ、ゴメン、柊、本が面白すぎて」
その声に意識を本から引き剥がす
目の前の後輩の本を受け取り、手続きをする
「やっぱり、瑛大の言うとおりだったな」
同じく笑いながら本を貸し出しを行う柊をむぅ、と見る
「………!?楓ちゃん!?」
知らない声……いや、聞いたことのある声
あ?、と凄みそうになるのを堪えて見上げる
「え!?こいつが」
柊が驚いたように齊牙の顔を見つめた
柊が珍しくちょっと鋭い視線を向けた
「いまから、また話せないかな…?ちゃんと告白したいなって、この間はゴメンね」
悪びれず謝るその態度にため息をつく
柊は、なにか考えるようなそぶりを見せたあと、
「いいよ、言ってきな、俺ひとりで大丈夫だから」
といった
驚いて目を見開き、柊を見ると、うん、と謎に頷いていた
渋々そいつについて行く
早く戻りたい、と、思いながらついて行ってついた先は、…
「で、何でこんなとこに連れてきたのよ」
────体育館倉庫だった
ちょうどいい、また変なことされたら、このバドミントンのラケットで殴れる
まだ、この状況でもそんなことを考えられる余裕がある、と自分にほっとする