図書室の彼の溺愛
「それより、一番上のボタンはずれてるから、家帰ったら、直してやる」

そう指摘されてブラウスを見たら、ほんとにとれていた


、「ありがとう」

燿の優しさに頬を緩めてお礼を言う


燿の携帯に、湧から電話がかかってきた

“──”を見つけた、と言う内容の

「よし、絞めてくるから、柊、楓を家まで送ってやってくれ」

私は、柊に任されました…

「…。じゃあ、私たちも帰るね…」

萌羽と瑛大が手をつないで帰って行った

「俺も、楓をおく………」
案の定皆の予想通りの言葉をはいた央太を連れて



「帰る?……っていうか、湧って誰?」

あ、なにげに皆と会うのは初めてなのかな?

「……えへへ、私の幼なじみ」

あえて、嘘をついてみた

顔に出ちゃったかな?と不安になりながら柊の顔をのぞき込むと全然そんなことはなかった


「まじ!?めっちゃ大人っぽいじゃん!」

素直に信じた柊はやっぱり純粋だ
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