図書室の彼の溺愛
「父さんとお母さんは?」

「また出張よ!!ほら、早く食べな!」

うちの家は父さんと母さん、2番目のお兄ちゃん、私が暮らしてる

父さんとお母さんは、デザイナーで全国を飛び回ってる

そのため、燿と私二人は心配だと、湧と家族が泊まりに来る


「ほういえは、ほう、ふうよんへいい?(そういえば、今日、柊呼んでいい?」

さあ、通じるか

「また、神谷くん呼ぶの?」

ニヤニヤと意味ありげな笑みを浮かべた嶺亜さんをむうっと睨む

「はいはい、いいわよ、お義父さんとお義母さんには内緒なのね」

さすが嶺亜さん、分かってる!

と、弾けるように笑みを向ける

そんな私の頭を優しく撫でてくれた嶺亜さん

「ありはと!」

口に少し残ってるパンを飲み込んで、鞄を握った

「行ってきまーす!」


「いってらっしゃ……「いってらっしゃぁい…」」

あ、亜梨愛が起きてきた、




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