図書室の彼の溺愛
柊が好きだから……

楓side

~*~*

「おはよ~!」

目の前でまっている男子’sに声をかける

萌羽もぴょんぴょんと跳びはねながら手を振っている



「萌羽~、かわいいね!  
…彼氏がいるからかな?」

こそって耳打ちすると萌羽の笑顔が弾けた



「智輝!久しぶりだね!今日は誘ってくれてありがと!」

智輝にお礼を言って無意識に柊を探す

あれ?いない………?


「あ、柊は用事ができて今日行けないって連絡来たよ」

瑛大に画面を見せられ、眉を寄せる


柊は素直故に嘘がつけない

だから、そのやり取りにも嘘がにじみ出ている


「え?楓、何か怒ってんの?」

智輝が顔をのぞいてくる


「怒ってないっ!」

「いや、どう見たって怒って…「ちょっと、むかつくから、迎え行ってくる」

頬を膨らませる私に智輝が苦笑している






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