図書室の彼の溺愛
「それより、楓くんと柊何か進展会った感じ?」
萌羽が声を潜めて聞いてきてドキッとする

「う~ん、そうかな」
えへへと笑う

「かわいい!」
ぎゅーっと抱きしめてくれた

多分萌羽には私の気持ちばれたな

「ばぁちゃんどいてくれよ、」
素行の悪そうな人が乗ってきておばあさんを立たせていた

問題を起こす気はないので、私が立っておばあさんを座らせた

「シャ~~~!」
猫のような威嚇の真似をして、その男たちを睨んだ

「いや、かわいいだけだろ」
上から声が聞こえてきて、顔を上げると、柊がいた

「柊、何言ってんの?目、腐った?あいつらがかわいいなんて」
え、……と、引く

「お前のことだよ、馬鹿」
頭を小突かれた

「私?それこそ目が腐ってるよ」
おでこを押さえながら、反論する
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