図書室の彼の溺愛
「お前ら、凄いな」

「だって、いつもあの調子だもん」

「央太はいつまでたっても慣れないのな」

「ったりまえ…!すげー元気じゃんか」

「いいなぁ~俺も、勉強頑張ればお前らと同じ場所行けたかな~!」

「「「いやむりじゃね、」」」

「ひっど!」
って会話も当然耳に入らない



「そうだ、ねぇ萌羽、私、柊の告白の返事今日しようと思う」
萌羽にはあらかじめ決心を話しておく

揺るがないように

「……え!?…うん!頑張って!……でも、智輝くんがね~…」
意味分からない言葉をはいた萌羽を今度は私が連れ回した

「智輝が何?」

「何でもないよ!応援してるぅ!きゃぁぁぁ~~~!」

「きゃぁぁぁ~!」
話の途中でジェットコースターが降下する

ジェットコースターに乗りながらこんな会話できるの私たちだけじゃない?

あ、柊たちとは離れてるところにのってるから聞こえてないはず!
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