図書室の彼の溺愛
放心状態な私をおいて、智輝は帰った

「柊……お待たせ」
ボーとしたままではあるが、柊のもとへ戻る

「智輝の奴……ちょっと、楓おいで」
え?と思って近寄ると、さっきと同じところに柊の…………!?

「ン、消毒完了」
なんてのんきなことを言っている柊とは対照的に私の顔にみるみる熱が集まっていく





「送ってくれてありがと…」
家の前で柊にお礼を言って家に入った

「おかえり~、楓楽しかったか?」
まだ顔が熱い……

柊があんなに…………………なんて…

「え?熱あるのか?」
燿がこっちに寄ってきたから、逃げるように自分の部屋へむかった


「やばい………」
しばらくは顔の熱を冷まそうとおとなしくアニメを見ていたが、お風呂に入って、寝た
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