図書室の彼の溺愛
「あれ?なんか楓、友達できた感じ?」
トイレから戻ってきた葉瑠がきょとんとしていた

「うん!晃奈ちゃんって言うの!」
隣にいる美女を紹介する

「晃ちゃ~~ん」
誰かが呼ぶ声が

「ア、ゴメン、もう行くね!」

「へぇ、すっごい美少女だっね…」
葉瑠はまだ状況が理解しきれていないようだった

あの子、またあえるかな?



柊に電話で美男美女に会って、女の子の方と仲良くなったんだ~

と、言ったら、楓が初めて、男を褒めた……と、落ち込んでしまった

「え!?何で!私は柊が好きなんだよ!」

あ………

「嬉しいな、俺も楓が好き」
まっすぐな声色で言われる

「~~~!柊!!」
こういうところがうらやましい…
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