図書室の彼の溺愛
『柊くん…?』

!?

電話越しに誰か、女の人の声が聞こえた

「おい!茉梨!」
柊が、名前を呼んだ、それが呼び捨てだったから、かなり親しいことが聞いてとれた

『わ!楓ちゃんと電話中!?』
え……私のこと知ってるの?

「………柊?」
柊の名前を不安げに呼ぶ

「ゴメン、楓、今いとこが来てて」

……いとこ?

『こんにちは!まりっていいます!』
わぁ……元気な子だ…

「え、と、私は……『楓ちゃん!知ってますよ!』」

「ふふっ、茉梨ちゃん元気だね、よろしく」
その明るさについ笑ってしまった

『ぐはっ……』
!?どうしたの!?茉梨ちゃん!




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