図書室の彼の溺愛
「うん!嬉しい!」
素直な気持ちを言葉にする

「……はぁ、楓、そんなキャラだったのか…」
そういわれて焦る

「ゴメン……」

下を向いたら、顎に手を添えて、顔を上げさせられた

「違う、勘違いさせてゴメン、かわいすぎて、俺が追いつけないって意味、楓は悪くない」

……!?

一気に顔に熱が集まる

「私、かわいいなんて言葉に合わないよ…」

「何で、そんなに自信ないの?かっこいいけど、かわいいんだよ?」
柊には、私がそう見えるのか……


「じゃあ、もう帰る、茉梨が母さんに行っちゃう前にね」
あははと笑った柊を見つめる

「ん?どうした?」
そういわれてはっとする

「ゴメン!また明日!」
慌てて取り繕う

「何でも話して欲しいな」
と、言葉を残して、柊は自転車をこいで帰ってしまった
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