LOVEREVENGE~エリート弁護士と黒い契約結婚~
その数日後。
私は斗希さんに連れられ、篤さんが現在一人暮らししているワンルームマンションへと、訪れていた。
そして、私が協力する事を、斗希さんが篤さんに話した。
「お前、まじ、いいのか?
AVだぞ?」
そう訊く篤さんは、あまり乗り気ではないように感じた。
「はい。
私、お金欲しいんです!
うち母子家庭で、このままじゃあ大学行けないかもしれないし。
ううん。もっと、可愛い服とかも一杯欲しい。
キャバクラで働いているお姉ちゃん見てたら、羨ましくて」
斗希さんには、そう話すように言われていた。
私が、お金の為にAVに出たいのだと。
本当の経緯を話せば、篤さんは辞めておけ、と言うだろうからと。
実際、最近の金回りの良いお姉ちゃんが羨ましいのは、本音だったり。
事の発端は、篤さんがそういう取引をある人物から持ち掛けられている事を、斗希さんに溢した事がきっかけだったらしい。
だけど、篤さんはそれに適した女の子も思い当たらないし、
それになにより、慕っている事務所の社長を罠に嵌める事に、抵抗があるみたいだと。
それなのに、その場でその話を断らず、
斗希さんに相談したのは、お母さんの病気の事で、本当にお金に困っているからなんだと。
だから、斗希さんは、そんな篤さんの為になんとかしてあげたいのだと。
私は斗希さんに連れられ、篤さんが現在一人暮らししているワンルームマンションへと、訪れていた。
そして、私が協力する事を、斗希さんが篤さんに話した。
「お前、まじ、いいのか?
AVだぞ?」
そう訊く篤さんは、あまり乗り気ではないように感じた。
「はい。
私、お金欲しいんです!
うち母子家庭で、このままじゃあ大学行けないかもしれないし。
ううん。もっと、可愛い服とかも一杯欲しい。
キャバクラで働いているお姉ちゃん見てたら、羨ましくて」
斗希さんには、そう話すように言われていた。
私が、お金の為にAVに出たいのだと。
本当の経緯を話せば、篤さんは辞めておけ、と言うだろうからと。
実際、最近の金回りの良いお姉ちゃんが羨ましいのは、本音だったり。
事の発端は、篤さんがそういう取引をある人物から持ち掛けられている事を、斗希さんに溢した事がきっかけだったらしい。
だけど、篤さんはそれに適した女の子も思い当たらないし、
それになにより、慕っている事務所の社長を罠に嵌める事に、抵抗があるみたいだと。
それなのに、その場でその話を断らず、
斗希さんに相談したのは、お母さんの病気の事で、本当にお金に困っているからなんだと。
だから、斗希さんは、そんな篤さんの為になんとかしてあげたいのだと。