LOVEREVENGE~エリート弁護士と黒い契約結婚~
私は姉の奈々のふりをして、
篤さんが勤めている《成瀬企画》へと、面接の為に訪れた。
それは、まだ春休み中の出来事。
姉の免許証を身分証として提出する予定なので、
その写真に写る姉のように、濃いギャルメイクをし、姉の派手な服を借りた。
斗希さんや篤さんに言われ、姉の奈々にはこの事は全て内緒。
寝ている姉の財布から、こっそりと免許証も拝借して来た。
「成瀬さん、こいつどうっすか?
この仕事にスゲェ興味とやる気があるみたいで」
篤さんに連れられ、成瀬企画のオフィス内にある個室のテーブルで、面接を受ける。
並んで座る私と篤さんの前に、
ターゲットである、成瀬社長が座っている。
「それより、この子何歳?」
成瀬社長のその言葉に、心臓が早鐘を打ち始める。
「お、俺と同い年、です。
あ、これ、こいつの身分証っす」
そう答える篤さんは、私以上に動揺していて。
大丈夫ですか?と思わず言いたくなってしまう。
「ふーん。
7月15日生まれで、奈々ちゃんか…」
姉の免許証と、私を見比べている。
「で、篤と奈々ちゃんはどんな関係?」
「あたしとあっちゃんは、セフレなんです」
そう言ったのは、私で。
事前に、篤さんとそう打ち合わせていた。
絶対に、どういう関係かを訊かれるだろうと。
現に、本当に訊かれて。
自分の彼女をAVに紹介とかは常識的にあり得ないから、と、篤さんには言われ。
だから、セフレだろう、と、続けて言われた。
私は篤さんの事をよく知らないけど、
この人にとって知り合いの女性は、彼女かセフレしかないのだと知った。
篤さんが勤めている《成瀬企画》へと、面接の為に訪れた。
それは、まだ春休み中の出来事。
姉の免許証を身分証として提出する予定なので、
その写真に写る姉のように、濃いギャルメイクをし、姉の派手な服を借りた。
斗希さんや篤さんに言われ、姉の奈々にはこの事は全て内緒。
寝ている姉の財布から、こっそりと免許証も拝借して来た。
「成瀬さん、こいつどうっすか?
この仕事にスゲェ興味とやる気があるみたいで」
篤さんに連れられ、成瀬企画のオフィス内にある個室のテーブルで、面接を受ける。
並んで座る私と篤さんの前に、
ターゲットである、成瀬社長が座っている。
「それより、この子何歳?」
成瀬社長のその言葉に、心臓が早鐘を打ち始める。
「お、俺と同い年、です。
あ、これ、こいつの身分証っす」
そう答える篤さんは、私以上に動揺していて。
大丈夫ですか?と思わず言いたくなってしまう。
「ふーん。
7月15日生まれで、奈々ちゃんか…」
姉の免許証と、私を見比べている。
「で、篤と奈々ちゃんはどんな関係?」
「あたしとあっちゃんは、セフレなんです」
そう言ったのは、私で。
事前に、篤さんとそう打ち合わせていた。
絶対に、どういう関係かを訊かれるだろうと。
現に、本当に訊かれて。
自分の彼女をAVに紹介とかは常識的にあり得ないから、と、篤さんには言われ。
だから、セフレだろう、と、続けて言われた。
私は篤さんの事をよく知らないけど、
この人にとって知り合いの女性は、彼女かセフレしかないのだと知った。