LOVEREVENGE~エリート弁護士と黒い契約結婚~
その面接から、私が実際にAVに出演する事になるのは、一年以上後になるのだけど…。
その面接から2ヶ月半後の6月。
成瀬企画の飲み会があって、
その誘いの電話を成瀬社長から受ける迄、すっかりと一連の事は忘れていた。
いや、斗希さんの事は常に頭にあり、
毎日、斗希さんに会いたいな、とモヤモヤとしていた。
あの、篤さんのマンションへと斗希さんと行った日が最後で、斗希さんに会っていない。
一度、会いたいと思いきって電話をした事はあったけど、
慣れない大学の生活で、色々忙しくて、無理だと言われた。
また、こちらから連絡するから、と。
それ以降も、斗希さんには全然会えなくて、しつこくして嫌われたくないからこちらから連絡も出来なくて。
さらに、会いたいと気持ちが募る。
そして、半月に一度程、離れそうになる私の心をしっかりと繋ぎ止めるかのように、斗希さんから電話がある。
後から思うと、そうやって私は斗希さんの術中にはまっていたのだろう。
私が、斗希さんを追いたくなるように。
本人には口にしてないけど、私は斗希さんが好きで、
斗希さんも、それを分かっている。
分かっていて、斗希さんの態度は私の気持ちに応えるわけでも、突き放すわけでもなく曖昧で、私に期待を持たせて、惹き付ける。
だからか、私はさらに斗希さんにハマる。
私がAVに出たら斗希さんは私と付き合ってくれる…。
呪いのように、その思いが私を動かす。
そう思ったからか、私はその飲み会以降も、
月に一度程は成瀬企画へと顔を出した。
成瀬社長が、私の事を売り込む事を忘れてないか、と。
「奈々、なかなか仕事取って来れなくてごめんな。
もう少し、待ってろ」
その都度、成瀬社長の返事はそんな感じだった。
その面接から2ヶ月半後の6月。
成瀬企画の飲み会があって、
その誘いの電話を成瀬社長から受ける迄、すっかりと一連の事は忘れていた。
いや、斗希さんの事は常に頭にあり、
毎日、斗希さんに会いたいな、とモヤモヤとしていた。
あの、篤さんのマンションへと斗希さんと行った日が最後で、斗希さんに会っていない。
一度、会いたいと思いきって電話をした事はあったけど、
慣れない大学の生活で、色々忙しくて、無理だと言われた。
また、こちらから連絡するから、と。
それ以降も、斗希さんには全然会えなくて、しつこくして嫌われたくないからこちらから連絡も出来なくて。
さらに、会いたいと気持ちが募る。
そして、半月に一度程、離れそうになる私の心をしっかりと繋ぎ止めるかのように、斗希さんから電話がある。
後から思うと、そうやって私は斗希さんの術中にはまっていたのだろう。
私が、斗希さんを追いたくなるように。
本人には口にしてないけど、私は斗希さんが好きで、
斗希さんも、それを分かっている。
分かっていて、斗希さんの態度は私の気持ちに応えるわけでも、突き放すわけでもなく曖昧で、私に期待を持たせて、惹き付ける。
だからか、私はさらに斗希さんにハマる。
私がAVに出たら斗希さんは私と付き合ってくれる…。
呪いのように、その思いが私を動かす。
そう思ったからか、私はその飲み会以降も、
月に一度程は成瀬企画へと顔を出した。
成瀬社長が、私の事を売り込む事を忘れてないか、と。
「奈々、なかなか仕事取って来れなくてごめんな。
もう少し、待ってろ」
その都度、成瀬社長の返事はそんな感じだった。