LOVEREVENGE~エリート弁護士と黒い契約結婚~
「妹の事より、篤は子供達や奥さんである梢ちゃんの事を考えないと。
四人の子供の父親になるんだから」



「は?考えてるつーの。
にしても、なんでこんなすぐ子供って出来るんだろうな?」


「それは、篤が避妊しないからだろ?」


その滝沢斗希と同じ事を、私も心の中で思ってしまった。



「そうなのかもしんねぇけど。
なんで毎回一発で出来んだよ。
あの女、俺にどんだけセックスさせねぇ気なんだ」


川邊専務は溜め息を付きながら、やっと私が用意した、そのファイルに目を向けている。


滝沢斗希も同じように。


やっと二人の間に、今回の著作権侵害問題に話し合う真剣な雰囲気が流れ出したので、
私はそっと専務室から退室した。




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