LOVEREVENGE~エリート弁護士と黒い契約結婚~
金村監督に放り込まれるように、一つの部屋へ入らされた。


そこには、クイーンサイズ?と思われる大きなベッドがあり。


多分、俗にAV男優と言われる人達が5人居て。


その人達は、見るからに危なそうな雰囲気が漂っている。


ベッドの回りに、撮影に必要な機材が並んでいて、
カメラを抱えた男性と、音声を拾う男性が居て。


やっぱり、無理…。


そう思い、振り返り扉を見るけど、
扉の前には、金村監督が立ち塞がるように立っていて。



「ほら、早くベッドに行って」


そう指示されて、力の入らない足で、ベッドに近付き、腰を下ろした。


そこからは、記憶が曖昧だけど。


その男優の一人が、背後から私を抱き締めて来て、胸を触られていて。



目の前には、カメラが私を捉えるようにあって。


自分の目頭が熱くなって、涙が流れていた。


怖い――…。

< 214 / 288 >

この作品をシェア

pagetop