LOVEREVENGE~エリート弁護士と黒い契約結婚~
私はそのK署内の小部屋で、野上さんに色々と話を聞かれた。


そして、斗希さんに言われていたように、
AVに出たいと成瀬企画に自ら私が訪れた、と話した。


それは、篤さんの紹介ではなく、ネットで見たのだと。


「それで、年齢を誤魔化す為にお姉さんの振りをしたの?」


「はい。ですけど、成瀬社長には、すぐに年齢の事はバレて。
成瀬社長から、年齢を偽るように言われました」


その部分が重要だと、斗希さんから言われていた。


調べれば、私が姉の名を語った事は、
面接の時に提出した身分証のコピーや書いた書類で知られる。


もしかしたら、そうやって私に騙されていたのだとしても、成瀬社長は起訴されるかもしれないけど…と斗希さんは言っていた。


けど、より確実にそうする為に。


成瀬社長も私の年齢を、知っていたとする。


「この先、年齢を偽ってAVに出ろと、成瀬社長に強要されました」


そう、告げた。

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