LOVEREVENGE~エリート弁護士と黒い契約結婚~
◇
「あれから、全然篤と会ってないんだけど。
元気にしてる?」
セックスの後、そう訊かれる。
斗希のいうあれからは、あの寧々さんが此処に来た以来って事だろう。
この口振りだと、連絡すら、取ってなさそうだな。
「今の私は、それほど川邊専務と仕事上接点ないから。
1日、1回くらいは顔を合わせるけど、元気だと思う」
「そう…」
あれから、どうなったのだろう、と気にはなっている。
寧々さんの事もそうだけど、
それ以上に、川邊専務と奥さんとの関係。
私との事を、奥さんに知られて…。
川邊専務の左の薬指には、毎日変わらず結婚指輪が光っているけど。
「ま、いいか。
寧々の事もそうだけど、何かあるなら、篤の方から連絡して来るか」
斗希は、話を打ち切るように、目を閉じた。
その寝顔を見ながら、どうしよう、と思う。
私は、妊娠しているかもしれない。
斗希と結婚した辺りから、私はもうピルを飲んでいなかった。
その理由は、単純に、手元の分が無くなった事と、そういう事をする相手がもういないから、もうピルを飲む必要がないと思ったから。
ピルを辞めてすぐに生理が来て、
次の生理は、少し遅れてだけど来て。
今回、生理がもう一週間以上遅れている。
それで今日の夜、帰って来てからこっそり妊娠検査薬を使った。
結果は、陽性だった。
まだちゃんと病院に行っていないからあれだけど、
私は、妊娠しているかもしれない。
それは、斗希の子供なのだろうか?
自分で計算してみたけど、いわゆる排卵日辺りに、斗希だけじゃなく、眞山社長とも私は関係を持っている。
あの日、呼び出されて、なんで私はホテルなんかに…。
「あれから、全然篤と会ってないんだけど。
元気にしてる?」
セックスの後、そう訊かれる。
斗希のいうあれからは、あの寧々さんが此処に来た以来って事だろう。
この口振りだと、連絡すら、取ってなさそうだな。
「今の私は、それほど川邊専務と仕事上接点ないから。
1日、1回くらいは顔を合わせるけど、元気だと思う」
「そう…」
あれから、どうなったのだろう、と気にはなっている。
寧々さんの事もそうだけど、
それ以上に、川邊専務と奥さんとの関係。
私との事を、奥さんに知られて…。
川邊専務の左の薬指には、毎日変わらず結婚指輪が光っているけど。
「ま、いいか。
寧々の事もそうだけど、何かあるなら、篤の方から連絡して来るか」
斗希は、話を打ち切るように、目を閉じた。
その寝顔を見ながら、どうしよう、と思う。
私は、妊娠しているかもしれない。
斗希と結婚した辺りから、私はもうピルを飲んでいなかった。
その理由は、単純に、手元の分が無くなった事と、そういう事をする相手がもういないから、もうピルを飲む必要がないと思ったから。
ピルを辞めてすぐに生理が来て、
次の生理は、少し遅れてだけど来て。
今回、生理がもう一週間以上遅れている。
それで今日の夜、帰って来てからこっそり妊娠検査薬を使った。
結果は、陽性だった。
まだちゃんと病院に行っていないからあれだけど、
私は、妊娠しているかもしれない。
それは、斗希の子供なのだろうか?
自分で計算してみたけど、いわゆる排卵日辺りに、斗希だけじゃなく、眞山社長とも私は関係を持っている。
あの日、呼び出されて、なんで私はホテルなんかに…。