LOVEREVENGE~エリート弁護士と黒い契約結婚~
そのイベントは夜の20時迄続いていたが、
川邊専務と私は18時前にはその会場を後にした。
そして、ドーム近くの1つ星の料亭で、
川邊専務とH百貨店等を経営する、Hグループの常務との会食が行われる。
そのHグループの南(みなみ)常務も今日のおもちゃ博に足を運んでくれていた。
会食は、私と川邊専務、そして、南常務とその秘書の女性との、四人で個室を貸し切る。
眞山社長に付いていた時もそうだけど、度々こういった接待場に居合わせるが、
その高級感のある店の雰囲気も一流の料理も、私にはどうも苦手だと思わされてしまう。
育ちがいいわけではないからか。
「今度、M県とS県のH百貨店でも、うちのカプセルトイストアを出店させて貰える事になったと営業の方から先日報告を受けました。
それも、南常務のおかげです」
そう話すのは川邊専務で、
普段の雑な話し方なんて微塵も感じさせない。
「いやいや。
ベリナンのそのカプセルトイストアは、本店の方で先月オープンしてから、
わりと評判だそうで。
だから、私の方では、何もしてませんよ」
南常務は機嫌良さそうに、日本酒の入ったお猪口に口を付けている。
その南常務は、歳は50代後半くらいで、
眞山社長や川邊専務が若いから忘れていたが、本来、大会社の役員は自分の親と変わらないような年齢の人達ばかりなんだろうな。
今日のこの会食での主な話し合いは、
ベリナングループが、H百貨店に出店している、大規模のカプセルトイ専門店の事。
現在、H百貨店の本店の一店舗なのだが、
先程川邊専務が口にしたように、
他のH百貨店の支店でも、そのカプセルトイ専門店をオープンさせる。
なかなか、その事業は起動に乗っているみたいだ。
そのカプセルトイ専門店の出店は、
一年程前に、川邊専務が以前居た部署とベンダー事業部で立ち上げた、プロジェクトが形になったものらしい。
川邊専務と私は18時前にはその会場を後にした。
そして、ドーム近くの1つ星の料亭で、
川邊専務とH百貨店等を経営する、Hグループの常務との会食が行われる。
そのHグループの南(みなみ)常務も今日のおもちゃ博に足を運んでくれていた。
会食は、私と川邊専務、そして、南常務とその秘書の女性との、四人で個室を貸し切る。
眞山社長に付いていた時もそうだけど、度々こういった接待場に居合わせるが、
その高級感のある店の雰囲気も一流の料理も、私にはどうも苦手だと思わされてしまう。
育ちがいいわけではないからか。
「今度、M県とS県のH百貨店でも、うちのカプセルトイストアを出店させて貰える事になったと営業の方から先日報告を受けました。
それも、南常務のおかげです」
そう話すのは川邊専務で、
普段の雑な話し方なんて微塵も感じさせない。
「いやいや。
ベリナンのそのカプセルトイストアは、本店の方で先月オープンしてから、
わりと評判だそうで。
だから、私の方では、何もしてませんよ」
南常務は機嫌良さそうに、日本酒の入ったお猪口に口を付けている。
その南常務は、歳は50代後半くらいで、
眞山社長や川邊専務が若いから忘れていたが、本来、大会社の役員は自分の親と変わらないような年齢の人達ばかりなんだろうな。
今日のこの会食での主な話し合いは、
ベリナングループが、H百貨店に出店している、大規模のカプセルトイ専門店の事。
現在、H百貨店の本店の一店舗なのだが、
先程川邊専務が口にしたように、
他のH百貨店の支店でも、そのカプセルトイ専門店をオープンさせる。
なかなか、その事業は起動に乗っているみたいだ。
そのカプセルトイ専門店の出店は、
一年程前に、川邊専務が以前居た部署とベンダー事業部で立ち上げた、プロジェクトが形になったものらしい。