LOVEREVENGE~エリート弁護士と黒い契約結婚~
大学が夏休みだからか、今日近くで夏祭りがあったからか、
その[笑い鳥]の店内は若い人達で込み合っていた。
私と川邊専務は、小さな二人掛けのテーブル席へと通された。
「俺は、焼酎のお湯割り。
小林はどうする?
俺はいらないけど何か食うか?」
そう言って、メニューを川邊専務から渡される。
店内は妙に明るい照明で、ガヤガヤとしていて、
ムードのムの字もない。
「なら、私はモスコミュールに、つけ盛りで」
「漬物食うのか?」
そう、川邊専務は笑っていて。
普段、目付きの悪い人だな、とこの人の事を思っていたけど、
笑った時に出来る笑い皺が、その普段のキツイ雰囲気を和らげている。
特に今の今迄気にした事もなかったけど、
この人の顔もわりと整っていて、イケメンなのだと思った。
「時々、コンビで白菜とキュウリの漬物買って部屋で飲んでるんですけど、
けっこう、お酒が進むんですよ」
そう言った私の言葉に、へぇ、と返すと、
近くに居た店員さんを呼び止め、川邊専務は飲み物とそのつけ盛りを頼んでくれた。
その[笑い鳥]の店内は若い人達で込み合っていた。
私と川邊専務は、小さな二人掛けのテーブル席へと通された。
「俺は、焼酎のお湯割り。
小林はどうする?
俺はいらないけど何か食うか?」
そう言って、メニューを川邊専務から渡される。
店内は妙に明るい照明で、ガヤガヤとしていて、
ムードのムの字もない。
「なら、私はモスコミュールに、つけ盛りで」
「漬物食うのか?」
そう、川邊専務は笑っていて。
普段、目付きの悪い人だな、とこの人の事を思っていたけど、
笑った時に出来る笑い皺が、その普段のキツイ雰囲気を和らげている。
特に今の今迄気にした事もなかったけど、
この人の顔もわりと整っていて、イケメンなのだと思った。
「時々、コンビで白菜とキュウリの漬物買って部屋で飲んでるんですけど、
けっこう、お酒が進むんですよ」
そう言った私の言葉に、へぇ、と返すと、
近くに居た店員さんを呼び止め、川邊専務は飲み物とそのつけ盛りを頼んでくれた。