LOVEREVENGE~エリート弁護士と黒い契約結婚~
川邊専務は、何度も私の体を求めて来た。


そして、何度目かで、力尽きたようにそのまま眠った。


それは、もう明け方で。


私は眠気が起きず、ただベッドへと寝転んだ。


9時になると、私のセットしていたスマホのアラームが鳴り出した。


ベッドで寝転んだままそれを手に取り鳴り響くそれを見ていると、
隣の川邊専務が目を覚ました。


最初は、ただ私の顔を見ていたが、
次の瞬間、その顔一杯に驚愕の表情が広がるのが分かった。



「俺…お前と…」


自身が裸なのもそうだけど、
布団で隠れているけど、私が何も身に纏っていない事も分かるだろう。



「覚えてませんか?
川邊専務、無理矢理私の事を…」


そう言って涙ぐんでやろうと思ったけど、
涙は出ない。


「…覚えてねぇって事は、ない。
うっすらと覚えている」


私もそうだったけど、薬で理性がぶっ飛び意識は朦朧とはするけど、
ある程度の記憶は残る。


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