LOVEREVENGE~エリート弁護士と黒い契約結婚~
「これにサインして下さい。
戸籍謄本は近いうちにでも取りに行って、また私に渡して下さい。
保証人は…、私の方で誰かにサインして貰うので。
あ、印鑑も、適当に私が押しておきますよ?
滝沢ならそれほど珍しい名字でもないので」
「印鑑は、今有りますよ。
後、俺マイナンバーカード持ってるから、そこのコンビニで戸籍謄本もすぐ取れますよ」
滝沢斗希は、自分の背に置いてた鞄を膝に置き、小さな印鑑ケースを取り出した。
それを、テーブルに置く。
婚姻届を自分の方に引き寄せると、
胸ポケットからボールペンを取り出し、
さらさらとそれに記入して行く。
「この結婚は、戸籍だけの事ですか?
それとも、本当に小林さんと俺は一緒に住んだり生活も共にするんですか?」
書きながら、そう訊かれる。
「もちろん。
一緒に暮らしましょう。
あなたの住んでるマンション、2LDKだから、私が住む余裕有りますよね?」
「本当に色々俺の事調べてるんですね。
じゃあ、一部屋空けておきます。
けっこう、本とか物で溢れているので。
それとも、部屋も同じが良かったですか?
ベッドも?」
「いえ。それは求めてないです」
結婚し、一緒に生活はするけど、
それ以上の事は、この人に求めていない。
だって、好きで結婚するわけじゃないのだから。
戸籍謄本は近いうちにでも取りに行って、また私に渡して下さい。
保証人は…、私の方で誰かにサインして貰うので。
あ、印鑑も、適当に私が押しておきますよ?
滝沢ならそれほど珍しい名字でもないので」
「印鑑は、今有りますよ。
後、俺マイナンバーカード持ってるから、そこのコンビニで戸籍謄本もすぐ取れますよ」
滝沢斗希は、自分の背に置いてた鞄を膝に置き、小さな印鑑ケースを取り出した。
それを、テーブルに置く。
婚姻届を自分の方に引き寄せると、
胸ポケットからボールペンを取り出し、
さらさらとそれに記入して行く。
「この結婚は、戸籍だけの事ですか?
それとも、本当に小林さんと俺は一緒に住んだり生活も共にするんですか?」
書きながら、そう訊かれる。
「もちろん。
一緒に暮らしましょう。
あなたの住んでるマンション、2LDKだから、私が住む余裕有りますよね?」
「本当に色々俺の事調べてるんですね。
じゃあ、一部屋空けておきます。
けっこう、本とか物で溢れているので。
それとも、部屋も同じが良かったですか?
ベッドも?」
「いえ。それは求めてないです」
結婚し、一緒に生活はするけど、
それ以上の事は、この人に求めていない。
だって、好きで結婚するわけじゃないのだから。