LOVEREVENGE~エリート弁護士と黒い契約結婚~
新婚生活
滝沢斗希に婚姻届を書いて貰った翌日の土曜日。
私は朝から一人、近くの区役所へとそれを出しに行った。
滝沢斗希は、今日は終日仕事らしい。
区役所の職員さんから、それを受理される際に、おめでとうございます、と言われ、
なんだか変な気分だった。
滝沢斗希と結婚する事にこれっぽっちも嬉しいなんて気持ちなんて無かったのに、
ほんの少しだけ、顔が綻んでいた。
区役所を出て、滝沢斗希にLINEでメッセージを送った。
《婚姻届、出しました》
それだけ。
あの話し合いの時、時間がないからか、
その後の事は淡々と決まった。
もうすぐ、私はお盆休みがあるので、
そこで滝沢斗希の借りて住んでいるマンションへと引っ越しをする。
結婚に伴い、転出届やら転入届け、銀行等の名義の変更等々。
これからする手続きの事を色々と考えると、面倒な事ばかりで億劫。
会社には、休み明けに結婚の報告をしようと思う。
そう思い、滝沢斗希はもう川邊専務に、
今回の結婚の事を話しただろうか?
と考える。
川邊専務には、滝沢斗希から話す事になっている。
私と滝沢斗希の、その突然で思いもよらない結婚を知り、
川邊専務はどんな反応をするのだろうか?
知ったら、私に電話でも掛けて来そうだな、とスマホを見ていると、
LINEのメッセージを受信した。
それは、滝沢斗希からで。
《ご苦労様です》
その、一言。
私は特にそれに返事は返さず、
スマホを鞄にしまった。
私は朝から一人、近くの区役所へとそれを出しに行った。
滝沢斗希は、今日は終日仕事らしい。
区役所の職員さんから、それを受理される際に、おめでとうございます、と言われ、
なんだか変な気分だった。
滝沢斗希と結婚する事にこれっぽっちも嬉しいなんて気持ちなんて無かったのに、
ほんの少しだけ、顔が綻んでいた。
区役所を出て、滝沢斗希にLINEでメッセージを送った。
《婚姻届、出しました》
それだけ。
あの話し合いの時、時間がないからか、
その後の事は淡々と決まった。
もうすぐ、私はお盆休みがあるので、
そこで滝沢斗希の借りて住んでいるマンションへと引っ越しをする。
結婚に伴い、転出届やら転入届け、銀行等の名義の変更等々。
これからする手続きの事を色々と考えると、面倒な事ばかりで億劫。
会社には、休み明けに結婚の報告をしようと思う。
そう思い、滝沢斗希はもう川邊専務に、
今回の結婚の事を話しただろうか?
と考える。
川邊専務には、滝沢斗希から話す事になっている。
私と滝沢斗希の、その突然で思いもよらない結婚を知り、
川邊専務はどんな反応をするのだろうか?
知ったら、私に電話でも掛けて来そうだな、とスマホを見ていると、
LINEのメッセージを受信した。
それは、滝沢斗希からで。
《ご苦労様です》
その、一言。
私は特にそれに返事は返さず、
スマホを鞄にしまった。