LOVEREVENGE~エリート弁護士と黒い契約結婚~
休み明け。
朝一、会社に結婚の報告をすると周囲にとても驚かれたのもそうだけど、
私のその結婚の相手が、うちの顧問弁護士の一人の滝沢斗希で、
とても羨まれた。
それは、女子社員だけではなく、
男性である室長の小島さんさえも。
「小林さん、良かったね。
彼、弁護士なのもそうだけど、滝沢さん男から見ても惚れ惚れするあの容姿だからね」
「そうですね…」
滝沢斗希の顔を思い浮かべるが、
浮かぶのは冷たく私を見下すような、あの顔。
「今日の夕方からのマルハシアニメーションの20周年パーティーの専務の同行は、岡田(おかだ)さんにお願いしようと思います」
「岡田君、今日初日なのに大丈夫かな?
まあ、専務が構わないなら、岡田君でも構わないけど」
今日から、専務の専属の秘書が一人増える。
それは、私と専務の間にあんな事があった事は関係なくて、
私が川邊専務付きの秘書になってすぐの頃から決まっていた。
その、新しい川邊専務の秘書となる岡田さんは、30代後半の男性で。
元々、川邊専務と同じ企画系の部署に居たらしく、
川邊専務とは、直属の上司と部下として数年働いていたらしい。
書類作成やスケジュール調節、接待の手配等の事務的な仕事諸々は、
今まで通り私が行うが、
専務への来客の応対や外出等の帯同なんかは、岡田さんに任せる事で、
今日の午前中に岡田さんと話しがついている。
それならば、私はあまり川邊専務と顔を合わせなくて済むから。
朝一、会社に結婚の報告をすると周囲にとても驚かれたのもそうだけど、
私のその結婚の相手が、うちの顧問弁護士の一人の滝沢斗希で、
とても羨まれた。
それは、女子社員だけではなく、
男性である室長の小島さんさえも。
「小林さん、良かったね。
彼、弁護士なのもそうだけど、滝沢さん男から見ても惚れ惚れするあの容姿だからね」
「そうですね…」
滝沢斗希の顔を思い浮かべるが、
浮かぶのは冷たく私を見下すような、あの顔。
「今日の夕方からのマルハシアニメーションの20周年パーティーの専務の同行は、岡田(おかだ)さんにお願いしようと思います」
「岡田君、今日初日なのに大丈夫かな?
まあ、専務が構わないなら、岡田君でも構わないけど」
今日から、専務の専属の秘書が一人増える。
それは、私と専務の間にあんな事があった事は関係なくて、
私が川邊専務付きの秘書になってすぐの頃から決まっていた。
その、新しい川邊専務の秘書となる岡田さんは、30代後半の男性で。
元々、川邊専務と同じ企画系の部署に居たらしく、
川邊専務とは、直属の上司と部下として数年働いていたらしい。
書類作成やスケジュール調節、接待の手配等の事務的な仕事諸々は、
今まで通り私が行うが、
専務への来客の応対や外出等の帯同なんかは、岡田さんに任せる事で、
今日の午前中に岡田さんと話しがついている。
それならば、私はあまり川邊専務と顔を合わせなくて済むから。