LOVEREVENGE~エリート弁護士と黒い契約結婚~
暫くすると、その一軒家の玄関の扉が開き、一人の女性が姿を現した。



あれが、川邊専務のお姉さんだろうか?


けっこう、意外だった。


川邊専務に似てないのもそうだけど、
川邊専務と違い、まともそうというか。


髪が長くて黒く、ハーフアップで束ねていて。


長い、プリーツのスカート。


その女性の印象を言葉にするなら、清楚な女性。


川邊専務とそのお姉さんは何かを話しながら、こちらを向いた。


多分、上がって行けば、いや、仕事中で車も待たせているから、みたいなやり取りでも有ったのかもしれない。


川邊専務のお姉さんは、こちらに笑顔を浮かべて頭を下げた。



とても、綺麗な人だな。


そう思った。


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