LOVEREVENGE~エリート弁護士と黒い契約結婚~
斗希は、日付が変わるギリギリに帰宅した。
斗希が部屋に荷物を置き、一息付こうとするそのタイミング。
私はリビングへと、足を踏み入れた。
「どうしたの?」
斗希は部屋着に着替え、少し疲れた顔でリビングのソファーに座っていたが、
私の気配で、こちらを振り向いた。
「話したい事があって」
その報告書が入った封筒を持ち、
私も斗希の隣に距離を取り、座る。
「なに、それ?」
斗希の視線は、私の持つその封筒に向いている。
「あなたの不倫の証拠」
そう言って、私は今日貰った報告書と、
5枚の写真を、封筒から取り出して、
テーブルに並べた。
その写真に写る自分と、円さんの姿を確認して、動揺からか、少しその顔がひきつるのが分かった。
それは、ラブホテルに斗希と円さんが二人で入る所の写真。
「―――それが、どうしたの?
俺が浮気してる事くらい、結衣分かってただろ?
それに、俺の浮気相手は、この女性だけじゃなくて、沢山いるけど」
余裕を取り戻し、平然とした顔でそう言ってのける。
だけど、先程迄開いていた手のひらを軽く握ったのは、自分を落ち着かせる為なのか。
斗希が部屋に荷物を置き、一息付こうとするそのタイミング。
私はリビングへと、足を踏み入れた。
「どうしたの?」
斗希は部屋着に着替え、少し疲れた顔でリビングのソファーに座っていたが、
私の気配で、こちらを振り向いた。
「話したい事があって」
その報告書が入った封筒を持ち、
私も斗希の隣に距離を取り、座る。
「なに、それ?」
斗希の視線は、私の持つその封筒に向いている。
「あなたの不倫の証拠」
そう言って、私は今日貰った報告書と、
5枚の写真を、封筒から取り出して、
テーブルに並べた。
その写真に写る自分と、円さんの姿を確認して、動揺からか、少しその顔がひきつるのが分かった。
それは、ラブホテルに斗希と円さんが二人で入る所の写真。
「―――それが、どうしたの?
俺が浮気してる事くらい、結衣分かってただろ?
それに、俺の浮気相手は、この女性だけじゃなくて、沢山いるけど」
余裕を取り戻し、平然とした顔でそう言ってのける。
だけど、先程迄開いていた手のひらを軽く握ったのは、自分を落ち着かせる為なのか。