LOVEREVENGE~エリート弁護士と黒い契約結婚~
『時間がないから手短に話すけど、今夜会えない?
あのホテルの1105室。
夕方から役員会があるから、21時くらいに』
「何言ってるんですか?
私、結婚しているんですよ?
誰かから聞いてませんか?」
結婚していなくても、何を言っているのかと怒りが湧く。
『知ってる。一時期凄い噂だったから。
うちの顧問弁護士の滝沢君と君が結婚したって。
彼イケメンだから、彼の事いいと思ってた子、うちの会社にけっこう居たみたいだね』
眞山社長は、楽しそうに笑っていて。
「私は、行けません」
別に、斗希に悪いとかの気持ちは一切ないけど。
また再び、この人と関係を持とうとは思わない。
『一度、ちゃんと話したいんだ。
俺だって、結衣と別れたくて別れた訳じゃない。
お願い』
そんな言葉を、信じたわけじゃないけど。
「―――分かりました。
話すだけですけど」
そう言ってしまったのは、一度ちゃんとこの人と話して、文句の一つでも言ってやりたいと思っていたのもそうだけど。
私が、どこか不安定だからかもしれない。
あのホテルの1105室。
夕方から役員会があるから、21時くらいに』
「何言ってるんですか?
私、結婚しているんですよ?
誰かから聞いてませんか?」
結婚していなくても、何を言っているのかと怒りが湧く。
『知ってる。一時期凄い噂だったから。
うちの顧問弁護士の滝沢君と君が結婚したって。
彼イケメンだから、彼の事いいと思ってた子、うちの会社にけっこう居たみたいだね』
眞山社長は、楽しそうに笑っていて。
「私は、行けません」
別に、斗希に悪いとかの気持ちは一切ないけど。
また再び、この人と関係を持とうとは思わない。
『一度、ちゃんと話したいんだ。
俺だって、結衣と別れたくて別れた訳じゃない。
お願い』
そんな言葉を、信じたわけじゃないけど。
「―――分かりました。
話すだけですけど」
そう言ってしまったのは、一度ちゃんとこの人と話して、文句の一つでも言ってやりたいと思っていたのもそうだけど。
私が、どこか不安定だからかもしれない。