LOVEREVENGE~エリート弁護士と黒い契約結婚~
◇
私が部屋の中に入ると、扉がゆっくりと閉まるのを背に感じた。
「話したいって、私に謝罪でもしてくれるんですか?
あ、そうそう。手切れ金のあのお金は、遠慮なく使わせて貰いました」
憤る私を、眞山社長はクスクスと笑いながら見ている。
「けっこう結衣もそうやって怒りっぽい所あるんだ」
今まで、私はこの人にこんな態度を取った事はなかった。
この人と居ると、ただ嬉しくて、幸せで。
いつも自然と笑顔が浮かんだ。
眞山社長は私を部屋の奥へと促すように、先を歩く。
広いそのホテルの部屋の真ん中には、テーブルがあり。
そこに、生ハムとクリームチーズのカナッペを始め、ちょっとした軽食と、ワインが乗っている。
そのワインは開いた状態で、
バケツ型のワインクーラーの氷に突き刺さるように入っている。
もう眞山社長は少し飲んでいるのか、
一つのグラスに、ワインが半分くらいの状態である。
食べ物には、まだ手を付けていないみたいだけど。
私が部屋の中に入ると、扉がゆっくりと閉まるのを背に感じた。
「話したいって、私に謝罪でもしてくれるんですか?
あ、そうそう。手切れ金のあのお金は、遠慮なく使わせて貰いました」
憤る私を、眞山社長はクスクスと笑いながら見ている。
「けっこう結衣もそうやって怒りっぽい所あるんだ」
今まで、私はこの人にこんな態度を取った事はなかった。
この人と居ると、ただ嬉しくて、幸せで。
いつも自然と笑顔が浮かんだ。
眞山社長は私を部屋の奥へと促すように、先を歩く。
広いそのホテルの部屋の真ん中には、テーブルがあり。
そこに、生ハムとクリームチーズのカナッペを始め、ちょっとした軽食と、ワインが乗っている。
そのワインは開いた状態で、
バケツ型のワインクーラーの氷に突き刺さるように入っている。
もう眞山社長は少し飲んでいるのか、
一つのグラスに、ワインが半分くらいの状態である。
食べ物には、まだ手を付けていないみたいだけど。