私は1人じゃない
そしたら杏衣が、「綺麗だね…」
って言って優しく触ってキスしてきた。
…………狂わされる。
心臓が跳ねてそのまま動かないかと思った。
杏衣には俺が分かると思った。
このまま抱いてやりたい。
でも杏衣が少し熱があるから我慢した。
その代わり逃げていく杏衣を捕まえた。
今は離れたくない。
本当はずっとだけどな。
水をかけられて風邪引いてんのに放って置ける訳がないだろ。
杏衣は思いのほかすぐに寝た。
そのまま杏衣の寝顔だけを見続けた。
肌は白くてまつ毛は長くて、本当に可愛すぎるすぎるんだよ。
今すぐにでも俺のものにしたい………。
「はや、とさん…………、はやとさん、すき……」