おさんぽウサギとクマさん
「こっちこっち!」
クマさんはしばらくしてやっと、さっきのトリくんがよぶ、たおれた木のところにたどりつきました。
川の中の木のえだに引っかかったお花の上には、先ほどと同じくなかよくねむる二羽のウサギちゃんたち。
クマさんはホッといきをつき、川に入って、ウサギちゃんたちをお花ごと、そっとすくい上げました。
クマさんはトリくんにおれいを言うと、小さなウサギちゃんたち二羽をせなかにおぶり、魚の入ったバケツをかたてでもって、おうちに向かいました。
「よかった、二羽ともぶじで。」
クマさんは二羽をおぶったままわらってそう言います。
クマさんのせなかの上で目を覚ましたウサギのお姉ちゃんは、
「ありがとう、クマさん…」
そう言ってなみだををふたつぶこぼして、うれしそうに目を細め、そのまままた眠ってしまいました。
クマさんはしばらくしてやっと、さっきのトリくんがよぶ、たおれた木のところにたどりつきました。
川の中の木のえだに引っかかったお花の上には、先ほどと同じくなかよくねむる二羽のウサギちゃんたち。
クマさんはホッといきをつき、川に入って、ウサギちゃんたちをお花ごと、そっとすくい上げました。
クマさんはトリくんにおれいを言うと、小さなウサギちゃんたち二羽をせなかにおぶり、魚の入ったバケツをかたてでもって、おうちに向かいました。
「よかった、二羽ともぶじで。」
クマさんは二羽をおぶったままわらってそう言います。
クマさんのせなかの上で目を覚ましたウサギのお姉ちゃんは、
「ありがとう、クマさん…」
そう言ってなみだををふたつぶこぼして、うれしそうに目を細め、そのまままた眠ってしまいました。