努力の結果は奇跡ですっ！！

「本当ばか」

「さっきから人のことばかばか言っているお前に問題だ。」

「はぁ？」

「間違えるの嫌だからやんないんだ。」

ちょ、挑発しちゃだめだよ！留依…

「や、やるわよ。」

「じゃあ、日本国憲法3つ言って。」

少し緊張していた宇宙の顔に笑顔が戻ってそんなの簡単よ、とでもいいたげ

「そんなの知ってるに決まってるじゃないの。
・国民主権
・平和主義
・基本的人権の尊重
でしょ？」

…これってなんの意味が？こんなの誰でもわかるじゃん。

「わかってるじゃんそれぞれの意味は？」

「国民主権は国民が政治の中心であること、平和主義は二度と戦争を行わないこと。」

と、最初は自信あり気に話した…のだが

「基本的人権の尊重は人が生まれつき持っている権利のこと」

「わかってんじゃん、じゃあ、人が生まれつき持ってる権利って？」

あ…私も今この問題の意味をすぐ理解した。

「そっ、それは…いじめをしないとか…」

なるほど。頭いいなぁ〜

「日本国憲法破ってんじゃん。やっぱ俺よりばかなんじゃね？」

「人のことばかにしてっ…貴方だって日本国憲法破ってんじゃん。卑怯者。」

瑠依は卑怯者なんかじゃないよ！不意に、そういいたくなった。

「卑怯者に卑怯者っていわれても説得力ないんですけど」

「…っ！」

あーあ、怒っちゃってる感じかなぁ〜？宇宙…

「まぁ、やられたらやり返すそれだけ」

瑠奈も私もびっくりして唖然として瑠依を見つめる。

ガラッ！

その空気を打ち消すようにドアが空いた。

「留依！」

「留依ちゃん！」

「留依！？」

私は驚いて目を見開く

「広数先輩！陽介先輩！瑠有姉！どうしてここに？？」

私は動揺しながら聞くと

「留依くんから聞いた」

えっ？…