努力の結果は奇跡ですっ!!
「えっ?じゃあもしかして…」

「うん、俺さなんか、留依、お前のこと好きみたい。俺が好きって感情抱いてるのは
 瑠依に向かってだけみたいだ。」

なんか、嬉しい、こんなこと言ってもらえるなんて考えてもなかったから。

今思ったけど、あのとき、先輩じゃなくて留依と帰りたいと思ったのは、

カッコいいと思ったのは、

ギャップ萌えがすごいと勝手に1人で萌えてたのは、

全て、留依くん、彼のことが好きだから?

気持ちの整理をして少し落ち着いた問、留依くんは振られたと思ったのか、せつなそうな表情をしていた。

「うん、大丈夫、だって留依好きな人いそうだもん。答えなくていいよ。ちょっと一人で頭冷やしてく…」

私は部屋を出てこうとした留依くんを止めた。

私は、約束を果たせないのが怖くて広数先輩に迷惑を掛けるのがいやで、ずっと気づけなかった、いや気づこうとしなかったこの気持を伝えることにした。

もう私は本当はこの気持ちに気づいてたのかもしれない。

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