努力の結果は奇跡ですっ!!
だけど、気づこうとしなかった私は本当ばかだと思うよ。

「あのさ、私、広数先輩のこと好きじゃないって言ったでしょ?」

留依くんは言葉を発するのもつらいのか首を縦にふる。

でも私はこの気持を伝えるって決めたから

「それでね、わたしね、好きな人がいるって言ったでしょ?それでね、私ね、ほんとはね、留依くんのことが好きなんだ。」

思い立ったら、いつもみたいに周りを気にするんじゃなくて、その前に口に出していた

自分でも言ったことにびっくりしている。

留依くんは夢でも見てるかのような顔をして目を見開いていた。

「ほ、んとう?」

「うん、嘘じゃないよ。」
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