ともだち『激短編』
でも それは長くは続かなかった
いつものように学校に行き
3人が集まる
今日もまた笑い声が教室に響く
「あーーー!また忘れた」
みやびはまなに借りた服を忘れたらしい
「何回忘れるや」
明日もってくるからと何回も謝っているみやび
でも 顔は笑っている
それはうちらが仲いい証拠のように思えた
次の授業は選択だ
選択は3人がバラバラで
1人で教室まで行かなければならない
1人は暇だなあと頭の中でつぶやいた
授業が終わり教室に戻ると先にまなが戻ってきていた
「トイレいこ?」
2人でトイレへ向かった
いつも3人だから変な感じがした
「最近みやび調子のっとるだらあ」
隣のトイレから声がした
それはまなの声だった
「う.うん」
私はとっさにそう答えてしまった
取り返しのつかないことをしてしまった
うんと言ったのを始まりの合図かのように
まなは次々にみやびの悪口を話し始めた