8月25日(前編)
見るからに不真面目みたいだし…

素直に職員室に行くような子ではなさそう。



そのあとも先生の話しは続き…

隣の彼女はほぼ1日寝て過ごしていた。


また、水樹くんはもうからたくさんの友達に囲まれて楽しそうにしていて…

2人は本当にわたしとは正反対の人間だと思った。


そしてやってきた放課後…

わたしは1人職員室にいた。

「矢加部は一緒じゃないのか?」

と先生の視線を感じるが、わたしが先生を見ることはない。


彼女はきっとまだ寝ている。

わたしが教室を出てくる時までは机に伏せた状態でピクリとも動かなかった。
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