8月25日(前編)
そしてあっという間に年が明け新年を迎えた。
1月2日…
今日は沢田先輩と初詣に行く約束になっていた。
家族以外の人間と初詣に行くなんて初めて。
きっと、今年はいい一年になるはず。
「紗良ちゃん、ごめん!遅れた」
駅の入口で待っていると、沢田先輩が走ってくるのが見えた。
「沢田先輩、あけましておめでとうございます」
そう言って少し頭を下げると「あけおめだね」と笑う。
「やっぱりまだ人多いね〜」
「ほんとですね。明日にズラせばよかったですかね?」
「んー、でも明日からまた店開くしね。俺もだけど、紗良ちゃんも早速シフト入ってたでしょ?」
「入ってました」
1月2日…
今日は沢田先輩と初詣に行く約束になっていた。
家族以外の人間と初詣に行くなんて初めて。
きっと、今年はいい一年になるはず。
「紗良ちゃん、ごめん!遅れた」
駅の入口で待っていると、沢田先輩が走ってくるのが見えた。
「沢田先輩、あけましておめでとうございます」
そう言って少し頭を下げると「あけおめだね」と笑う。
「やっぱりまだ人多いね〜」
「ほんとですね。明日にズラせばよかったですかね?」
「んー、でも明日からまた店開くしね。俺もだけど、紗良ちゃんも早速シフト入ってたでしょ?」
「入ってました」