8月25日(前編)
もちろんわたしだってチョコは準備している。
だけど今のところ、そのチョコの出番はまだない。
ずっとリュックに眠り続けたままだ。
本当は朝一で渡すつもりでいた。
だけど先に他の子に下駄箱で手渡されている場面を見てしまい…
一気に気持ちが沈んでいった。
そんなこんなで昼休みの今まで渡せずにいるんだけど、もしかしたらこのまま渡さずに今日が終わるかもしれない。
だって今日はバイトの日。
終礼が終われば急ぎで学校を出ないといけないから、放課後にでもゆっくり渡そう!なんて時間はないのだ。
だけど、最後のチャンスであろうこの昼休みもあと10分もしないうちに終わってしまう。
焦る気持ちを落ち着かせていると、水樹くんが声をかけてきた。
だけど今のところ、そのチョコの出番はまだない。
ずっとリュックに眠り続けたままだ。
本当は朝一で渡すつもりでいた。
だけど先に他の子に下駄箱で手渡されている場面を見てしまい…
一気に気持ちが沈んでいった。
そんなこんなで昼休みの今まで渡せずにいるんだけど、もしかしたらこのまま渡さずに今日が終わるかもしれない。
だって今日はバイトの日。
終礼が終われば急ぎで学校を出ないといけないから、放課後にでもゆっくり渡そう!なんて時間はないのだ。
だけど、最後のチャンスであろうこの昼休みもあと10分もしないうちに終わってしまう。
焦る気持ちを落ち着かせていると、水樹くんが声をかけてきた。