8月25日(前編)
「じゃ、わたし帰るね」
とリュックを背負いながら和子に挨拶すると「待って、」と止められた。
「写メ撮ってもらう時、慧くんの袖口を少し掴んで上目遣いでお願いすると一発だから試してみて?これに堕ちない男子はいないから」
「あ、うん…?わかった」
そう返事をしたけど本当はあまりわかっていない。
和子が何を言いたかったのか。
「じゃ、また明日ね」
和子はそう言うと先に教室を出て行った。
和子の言葉が気になりつつ、水樹くんのそばまで行くと「帰ろ?」と手を繋がれた。
「さっそく友達できたんだね?」
下駄箱に向かう途中、水樹くんの優しい声が耳に届く。
「うん、隣の席で和子って言うんだけど…水樹くん知ってる?」
なんて聞いてしまうわたしは意地悪かな?
とリュックを背負いながら和子に挨拶すると「待って、」と止められた。
「写メ撮ってもらう時、慧くんの袖口を少し掴んで上目遣いでお願いすると一発だから試してみて?これに堕ちない男子はいないから」
「あ、うん…?わかった」
そう返事をしたけど本当はあまりわかっていない。
和子が何を言いたかったのか。
「じゃ、また明日ね」
和子はそう言うと先に教室を出て行った。
和子の言葉が気になりつつ、水樹くんのそばまで行くと「帰ろ?」と手を繋がれた。
「さっそく友達できたんだね?」
下駄箱に向かう途中、水樹くんの優しい声が耳に届く。
「うん、隣の席で和子って言うんだけど…水樹くん知ってる?」
なんて聞いてしまうわたしは意地悪かな?