8月25日(前編)
「どうして?」
「だって長谷川、まだ紗良ちゃんのこと……」
そこまで言うと黙ってしまった。
「それ平野くんも似たようなこと言ってたけど、朝陽はもう吹っ切れたって言ってたよ?」
「それはただの強がり。そんな簡単に吹っ切れるほうがすごいからね」
と平野くんと似たことを言われる。
じゃ、ほんとに朝陽はまだわたしのことを?
でもそんな素振りなかったけどな〜。
「やっぱりクラスが一緒って最強な気がする。紗良ちゃんと離れて気づいた」
「そうかな?」
「だって同じ空間に何時間も一緒にいれるんだよ?それも必然的に。クラスが違うとなるとどっちかが行かないと会えないわけだからね」
水樹くん、そんなこと考えてくれてたんだ?
「でも、それって少し手抜き感があるような…。離れてもっと相手の大事さに気づけるし、会いに来てもらったほうは倍嬉しいよ」
現に、さっき嬉しかったから。
「だって長谷川、まだ紗良ちゃんのこと……」
そこまで言うと黙ってしまった。
「それ平野くんも似たようなこと言ってたけど、朝陽はもう吹っ切れたって言ってたよ?」
「それはただの強がり。そんな簡単に吹っ切れるほうがすごいからね」
と平野くんと似たことを言われる。
じゃ、ほんとに朝陽はまだわたしのことを?
でもそんな素振りなかったけどな〜。
「やっぱりクラスが一緒って最強な気がする。紗良ちゃんと離れて気づいた」
「そうかな?」
「だって同じ空間に何時間も一緒にいれるんだよ?それも必然的に。クラスが違うとなるとどっちかが行かないと会えないわけだからね」
水樹くん、そんなこと考えてくれてたんだ?
「でも、それって少し手抜き感があるような…。離れてもっと相手の大事さに気づけるし、会いに来てもらったほうは倍嬉しいよ」
現に、さっき嬉しかったから。