8月25日(前編)
そう言って笑う水樹くん。
でも本当にいいのかな?…
それにさっきから気になることがある。
それは、理由があったらって水樹くんが言ってた言葉だ。
少なくともその言葉に考えさせられることがあった。
理由はともあれ、断るべきだった。
だって今思えば、沢田先輩の力になることは他のやり方でもできたはずだから。
ちゃんと断っておけば、水樹くんに誤解をさせることもなかったし傷つけることもなかったはず。
それに、逆の立場だったらわたしは水樹くんを許せなかったかもしれない。
そう考えるとわたしの選択は間違っていたんだ。
「ね、紗良ちゃん」
と呼ばれ何気なく顔をあげると、水樹くんの瞳が真っ直ぐわたしを見ていてドキッとする。
「さっき何で怒ってたの?」
「…それは…」
誘ったことを断られたから…
なんて今さら言えるわけない。
でも本当にいいのかな?…
それにさっきから気になることがある。
それは、理由があったらって水樹くんが言ってた言葉だ。
少なくともその言葉に考えさせられることがあった。
理由はともあれ、断るべきだった。
だって今思えば、沢田先輩の力になることは他のやり方でもできたはずだから。
ちゃんと断っておけば、水樹くんに誤解をさせることもなかったし傷つけることもなかったはず。
それに、逆の立場だったらわたしは水樹くんを許せなかったかもしれない。
そう考えるとわたしの選択は間違っていたんだ。
「ね、紗良ちゃん」
と呼ばれ何気なく顔をあげると、水樹くんの瞳が真っ直ぐわたしを見ていてドキッとする。
「さっき何で怒ってたの?」
「…それは…」
誘ったことを断られたから…
なんて今さら言えるわけない。