8月25日(前編)
俯いたまま右横の席に視線を移す。
初日から遅刻なのか休みなのか空席のまま。
確かここの席は…
ーー矢加部千波[やかべちなみ]
という子の席だったはず。
まぁ、関わることなんてないだろうけど。
なんて思いながら視線を戻す。
それにしても今日は初日だからなのか、先生の話しがかなり長くて首が悲鳴をあげ始める。
そろそろ痛みの限界!と思った時、後ろのドアが開く音が聞こえた。
「矢加部〜、もうから遅刻か?そしてその髪はなんだ?昨日も注意したはずだぞ」
先生はそう言いながら、わたしの席の横までやって来た。
初日から遅刻なのか休みなのか空席のまま。
確かここの席は…
ーー矢加部千波[やかべちなみ]
という子の席だったはず。
まぁ、関わることなんてないだろうけど。
なんて思いながら視線を戻す。
それにしても今日は初日だからなのか、先生の話しがかなり長くて首が悲鳴をあげ始める。
そろそろ痛みの限界!と思った時、後ろのドアが開く音が聞こえた。
「矢加部〜、もうから遅刻か?そしてその髪はなんだ?昨日も注意したはずだぞ」
先生はそう言いながら、わたしの席の横までやって来た。