【完結】わたしたち、離婚を前提の期間限定夫婦になります。
「……え?」
それは、どういう意味なの……?
「……俺だって君と、出来るならずっと一緒にいたいよ。離れたくなんてない」
そのまま爽太さんに見つめられ、わたしは何も言えなくなった。
「紅音とこうしてすごく毎日は、俺にとってかけがえのないものだ。宝物だ、ずっと。……俺は君を愛している。 誰よりも愛していると、そう誓える」
「っ……爽太、さん……」
自然と涙が溢れる。そして爽太さんからの愛いっぱいのキスを受ける度に、心が疼いて仕方ない。
「後1年だけの夫婦だけど、俺はその1年、君をとことん愛し抜くと誓う。……誰にも渡さないし、渡すつもりはない」
そう言われて何度も啄むようにキスをされると、嬉しくなる。 だけど同時に、1年というタイムリミットがどんどんカウントされていく。
楽しい思い出も、どんどんその日にちを追うごとになくなってしまう気がして、怖いのだ。
「っ……やっ、んっ」
パジャマの中に手を入れられ、ブラの上から胸を揉まれては、小さく甘い声を漏らす。
だけど爽太さんの手はどんどん下の方に行き、撫でるように太腿の辺りに触れる。