被害者はいつも子供‥‥‥〔ありがとう、親父〕《実話》





親父:『ほな、お父さんはこれで帰るから、真一も嵐士も元気でやるんやで。お母さんの言う事ちゃんと聞かなあかんで。』




兄貴・嵐士:『うん!』




親父:『ほな、恵理子(オカン)、後は頼んだで』



オカン:『わかった。わざわざありがとうな。』





親父:『ほなな‥‥』






最後にニコリと、俺たち兄弟に笑いかけ、髪の毛がクシャクシャになるくらい頭をなでてくれた。そして‥‥‥‥








決して振り向く事も無く、去って行った‥‥‥







しかし、俺たちを引き渡した事を、親父は死ぬ程後悔する事になる‥‥‥









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