あの夏、わたしはキミに恋をした。
「桃菜―!」
「あ、愛唯!愛唯も同じクラスなんだ!うれしい」
「そうだよー、桃菜クラス表ちゃんとみなかったの?わたし桃菜の名前みつけてうれしかったのに」
そういわれて気づく。
遥と違うクラスになったショックと大輝と同じクラスになれたうれしさでそれ以外全然みてなかった。
「ごめんごめん」
「まあしょうがないか。大好きな彼氏がいるもんね」
小声でそういわれて顔があつくなるのがわかった。
「あ、桃菜が照れてる」
愛唯にそういわれてさらに顔があつくなるのがわかった。
なんだか賑やかな年になりそうだ。