あの夏、わたしはキミに恋をした。



「これから一緒に部室までいけるね、それにお弁当も食べれるし」

「うん。愛唯と同じクラスでよかった」

サッカー部のマネは愛唯以外には後輩ちゃんしかいなくて、いつも午前中で授業が終わるときは後輩ちゃんに交じって食べていたらしい。

「なんか気まずくてさ。あ、でもあれだよね。水上くんたちと食べるよね?そうなると結局わたし邪魔か…」

「そんなことないよ。一緒に食べよ?」

「うん、ありがとう」


トイレから教室に戻ると大輝と上野くんが2人でしゃべっていた。

「あ、桃菜一緒に食べよう!」

「うん。あ、愛唯も一緒にいい?サッカー部のマネの」

「もちろん。大歓迎」

そういって机を2つくっつけてくれた。

「ありがとう」

愛唯は嬉しそうだった。

それに少し顔が赤くみえるのは気のせいだろうか。
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