天敵御曹司は純真秘書に独占欲を刻み込む~一夜からはじまる契約結婚~
冷徹上司の意外な顔


「佐知」

甘く呼ぶ声はだれ?

幸せな気持ちで私はその相手に手を伸ばす。

「可愛い佐知」

甘過ぎる言葉と、触れる手。

そんな夢を見た気がした。

翌日、こんなことになるなど、全く私は予想をしていなかった。
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