天敵御曹司は純真秘書に独占欲を刻み込む~一夜からはじまる契約結婚~
残酷な真実
旅行から帰ってきた後、あの夜のことを龍一郎さんは一切触れなかった。もしかしたらまた私が酔って覚えていないそう思っているかもしれない。
どうして私に触れたの? 最後まで抱いてくれなかったの? そう聞きたい気持ちはあるが、もちろんどう聞いていいかわからず、私も記憶がないように振舞っていた。
もしも、聞きたくない答えが返ってこればもう一緒にいれなくなる。
なぜかそんな気がした。
しかし、あの旅行から確実に変わったこともある。二人で一緒の部屋に眠る様になったし、一緒の時間を過ごすことが増えた。
本当の夫婦だと錯覚をしそうになるし、嘘か本当かという境界線が私自身解らなくなっていた。
その一番の原因は私が彼のことを好きだということだ。
自分の気持ちを認めてしまえば、そこからは転がり落ちて行くのは簡単だった。
もっと一緒にいたい、龍一郎さんにも私を見て欲しい。そんな欲求は日に日に募っていった。
どうして私に触れたの? 最後まで抱いてくれなかったの? そう聞きたい気持ちはあるが、もちろんどう聞いていいかわからず、私も記憶がないように振舞っていた。
もしも、聞きたくない答えが返ってこればもう一緒にいれなくなる。
なぜかそんな気がした。
しかし、あの旅行から確実に変わったこともある。二人で一緒の部屋に眠る様になったし、一緒の時間を過ごすことが増えた。
本当の夫婦だと錯覚をしそうになるし、嘘か本当かという境界線が私自身解らなくなっていた。
その一番の原因は私が彼のことを好きだということだ。
自分の気持ちを認めてしまえば、そこからは転がり落ちて行くのは簡単だった。
もっと一緒にいたい、龍一郎さんにも私を見て欲しい。そんな欲求は日に日に募っていった。