僕はいつかキミを思い出して泣いてしまう
1.プロローグ
僕は喜べなかった。入学式なのに…新学期、新しい学校生活、知らない友達

全てがこれからだというのに…僕の前は大きな壁が立ちはだかったような気分で

教室の窓を開け、カーテンが春風になびくそんな中僕は涙を流すしか無かった…

絶望で…、もう生きることの意味さえがわからなくなってしまっていた。

こんなに元気な体だったのに、熱出た人の隣で寝ても

次の日になっても熱が出るどころか咳さえしていなければ喉が痛いわけだもない。

そんなに体の丈夫さには自信という自信が有り余るほどあったのに…

もう死にたいとさえ思っていた。

いっそこの教室3階から飛び降り自殺でもしてしまおうか

そんな事を考えているときだった。キミと初めてであったのは。
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